国民一人当たり年間130ℓ飲むそうです。日本は年間6.3ℓなので桁違いですね。
イタリアの水というと、サンペレグリノが有名ですね。
ミラノの北東約70kmに位置するロンバルディア州。イタリア・アルプスの程近くプレンバーナ渓谷の急斜面に囲まれたサンペリグリノテルメに水源があります。テルメとはイタリア語で温泉の事ですから、そこが温泉地であることがわかります。15世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチが訪れ、喉を潤したとも言われ、18世紀には、鉱泉の特性が注目されスパリゾートとして名を馳せました。
今では世界50カ国以上に輸出され、キャンティと並ぶ、イタリアの代表ですね。
サンペレグリノもペリエも手に入りやすいしおいしいのですが、私がよく飲んでいるのは、「フェッラレッレ」。
ナポリでは定番、硬度990の超硬水ナチュラル・ミネラルウォーターです。
カンパーニャ州、ナポリ近郊のリアルド、遠くにボンペイを望む緑豊かな村に横たわる死火山ロッカモンフィーナ。豊富な雨水が死火山から地中深く凝灰石の層へと浸透し、約10年の年月をかけて焼く14km離れた採水地の泉へと移動します。その年月の間に余分な成分は取り除かれ、テロワールからの豊富なミネラル分と自然の炭酸を含みます。これはイタリアでは唯一自然の炭酸を含んだミネラルウォーターとして認められています。自然の炭酸は、人工的に溶かし込んだものに比べてサイズが小さくて数が多く、泡の一つ一つにミネラル分が豊富に含まれています。
超硬水ながら、微発泡している泡は繊細でとても飲みやすいのです。炭酸水が苦手な方でもこれは平気だと思います。
最近気に入った「フィレッテ」
フィレッテの生れ故郷は、中部イタリアの背骨に当たる海抜2000m級のアペニーニ山脈。
その山懐深い広大な国立公園の中に、フィレッテの源泉地グアルチーノがあります。アペニーニ山脈に降った雪や雨が、無垢な地層に浸透し、約20年という悠久の時間をかけてじっくりとろ過され、地層のミネラル成分を吸収した豊かで限りなくピュアな湧き水です。
ラテン語で「渓流」を意味するフィレッテの水源は、古くはローマ皇帝のテルメとして、又、ローマ帝国軍の海外遠征からの帰路には、必ずこの水源に寄り長旅と戦いの疲れを癒したと古い文献に記されています。
ネロ皇帝は水源の近くに別荘を建て、皇帝クラウディウスはこの水を引くために大土木工事を起工させ、総延長90kmに及ぶローマの水道を完成させました。ルチウス・コルメッラが今から2000年も前に「グアルチーノの水は、身体を癒し、極めて健康に良い。」と明確に書き記しています。この人誰?と思い調べたら、1世紀に「農業論」と言うのを書いた人です。
そんな昔から癒しの水として求められていた水は、驚くほど飲みやすいです。
バランスの取れたミネラル成分と7,7というph値はとても口当たりが柔らかいです。この水が世界最小クラスの水分子クラスター値を持っているというのもわかります。水道水は130~140Hz、フィレッテは71Hz。クラスター値が小さいほど体内への浸透性が高いといわれています。
因みに、日本の温泉の飲める源泉も50~60Hzという世界トップクラスの物が多くあるそうです。
一日にグラス8杯のフィレッテを1ヶ月以上飲むと、腎臓疾病、消化不良、便秘等の症状の軽減、又は解消されたという臨床データもあるそうです。日本のそういう水でも効果があるかもしれません。
イタリアの水にしろ日本の水にしろ、テーブルウォーターとして、日常の清涼飲料水として、沢山飲むのをお薦めします。
0 件のコメント:
コメントを投稿