日本で初めて、国際オリーブオイル協会のオリーブオイルのテイスティング・パネルのカンパニーパネルに認定された鈴木俊之さんのオリーブオイル講座です。
パネラーは鑑定士で、ソムリエと混同しがちですが、別物です。
主に、品質や風味の分析的な判定、製品の品質的管理、コンテストの審査、オリーブオイルの普及活動などが主な役目だそうです。
その一貫としての今回の講座でしたが、きちんとしたテイスティングの仕方は初めて習いました。
本来は、規定の色付きのグラスでやるのですが、数が足りないのでプラスチックのコップで代用です。
①テイスティンググラスにオリーブオイルを15cc程注ぎ、ふたをして手のひらで温めながら(28℃±2℃)グラスを揺らし、オイルの香りを立たせる。
②蓋を取って、グラスに鼻を近づけ短く、強く、香りを吸い込む。
③次にオリーブオイルを実際に口に含み、飲み込まずに舌の上にのせ、舌の上から自然に垂らし、次に口全体に広げて味をみる。
④再びオリーブオイルを舌に集め、舌先を上の前歯に当てながら、口を少し開いて空気を2,3回吸い込んでよく混ぜる。
⑤空気と混ざった香りを鼻に抜き、改めて口の中に広がる味覚を舌の様々な部分で感じる。
文章で書くと堅苦しいですが、ワインのテイスティングに似てます。
只、喉のごしをみる時に苦いのでむせます。飲む必要はないのですが、飲んでも大丈夫です。
苦味や辛味を結構感じますので、りんごのスライスをかじり、口直しします。
今回テイスティングしたのは、
「BOSCO」、「Alte olive」、「BOSCO TOSCANA IGP」、「San Damiano」、「Castel di lego oro」、「Pietra Colombina」、「Olave」
イタリアのもの、スペインのもの、チリのもの。
テイスティングをすると、それぞれの個性がわかります。私はフレッシュな感じのが好きでした。
料理によってオイルを変えても、感じが変ります。
私も色々なタイプのオリーブオイルを使います。
スペインのオリーブオイルは風味はそんなに強くないので、オールマイティに使えます。
イタリアのオリーブオイルはフルーティな物が多いですね。仕上げの一振りには欠かせません。
おもしろかったので、オリーブネタ又書きます。
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