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パスタコース・・・・・・・・・・・・・¥1600
前菜盛り合わせ、パスタ


セコンドピアットコース・・・・・・¥2600
前菜盛り合わせ、魚or肉


おすすめコース・・・・・・・・・・・¥3200
前菜盛り合わせ、魚or肉、パスタ


おまかせコース・・・・・・・・・・・¥3800
前菜盛り合わせ、魚、肉、パスタ



*ディナータイムは+¥600でドルチェ(デザート)、コーヒーor紅茶付けられます。


*ランチタイムのパスタコースは、追加無しでデザート付き。コーヒー、紅茶はおかわり自由です。スタッフまでお申し付け下さい。
*4月1日よりこの料金になります。別途料金に消費税が掛かります。


2009年12月12日土曜日

Cerca trova 始動


12月7日から内装工事始まりました。

居抜き物件の為、色々ややこしい事もありましたが、全ての契約が終わり、本格的始動です。

一日で中の壁も、外壁もぶっ壊してくれました。
素敵なお店になりそうです。
出来上がりを楽しみにしていて下さい。



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2009年9月26日土曜日

アクアパッツァ

アクアパッツァ・・・・もう有名なイタリア料理ですね。
狂った水という意味で、ブイヨンを使わず水で煮ます。

一番シンプルなレシピは、白身魚とトマト、バジル、EXバージンオイル、塩、こしょうだけで作ります。
元々は漁師料理なので簡単にが基本です。
魚をまるごと使うので良いお出しが出て、美味しくできます。

後加えるなら、貝類、オリーブとかですね。
トマトもドライトマトを使ったりします。


先日東京ビックサイトのイベントに行って来ました。
フードシステムソリューションと全国ふるさと食品フェアが開催されていました。
私のお目当ては食材の方。
フーデックス程ではないですけど、各地からの出展されてました。
ああいうイベントに行かないと、地方では中々情報が得られないので貴重な時間です。
何社かの方とお話させて頂いて、いいものが見つかりました。

マクロビオティックのセミナーもやっていたので聞いてきました。
基本的には穀物菜食を中心とした健康維持、体質改善、治病、長寿のための食事法です。
日本の伝統食を見直し、食を通じて健康に生きようという考え方を西洋の知識も取り入れ、体系付けたものです。
ベジタリアンとは違い、制約が少ないように感じました。
アメリカでは、マドンナやトム・クルーズが実践しているという事が有名です。
基本的な考えは納得ですが、肉も魚も好きな私はマクロビのいいとこ取りにしておこうと思いました。
食生活はとても重要です。
無農薬有機栽培の農作物を取る事、食品添加物の不使用、遺伝子組み換え作物の不使用、出来る限り実践したいものですね。



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2009年9月4日金曜日

クロカンブッシュ


お久しぶりです。
約4ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
物件等思うように進まず、諦め気味でした。
そんな時は一時停止とばかり、遊んでいたような物です。
やっと兆しが見えてきたので、ブログ再開です。
この間にちょこちょこ勉強がてら色々作っていました。


クロカンブッシュはフランスの伝統的なウエディングケーキです。
円錐形の台にシューを飴などの糖衣で貼り付けた飾り菓子。
シューはキャベツを表し、子孫繁栄の願いと豊かな収穫を願う物です。

友人たちがサプライズウエディングパーティを企画しまして、私にウエディングケーキの依頼がきました。
新郎、新婦は、入籍だけで式も披露宴もパーティもやらないという、超地味婚だったのです。
そこで、有志が集まって企画したわけです。
幸せな新郎新婦ですね。
色々考えましたが、約5,60人程のパーティ。
見栄えを考えて高さのあるクロカンブッシュにしました。
高さ約60cm程。
シューは大小合わせて80個位焼きました。
(大があるのは友人の希望を入れたので・・・・)
今はなんせ店を持たない身。家庭用オーブンと電子レンジオーブン2台フル稼働でした。
カスタードを詰め、円錐の台に貼り付け・・・・・貼り付け・・・・・・
飴が冷めないうちに急いでの作業。
上からチョコレートを掛け、出来上がった所に飾りつけ。
何とか形になったかなと思います。

夕方、Y夫妻が来てくれて会場入り。
助かりました。一人では怖くて運べません!!
お迎えありがとうございました。

パーティは大成功!
サプライズウエディングパーティにしては本格的。
牧師さんの人前結婚式、私のクロカンブッシュ(!)、数々の余興、新郎新婦も感激していてかなりの大成功!!

いいパーティになって良かったです。皆さんお疲れ様でした!
私もいいお酒が飲めました。



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2009年4月28日火曜日

カモミールのハーブティー


春はまさしく目覚めの季節ですね。
暖かくなって来たのと同時に、花々が一斉に咲き誇ってきました。

この時期に楽しみなのがフレッシュのハーブティーです。
代表的なのはこのカモミールです。
毎年4月末ごろから5,6月まで花をつけます。
午前中のまだ日があまり高くならないうちに、その日に使う分を摘み取ります。この時間がハーブの一日のうちで一番香りを蓄えているのです。


<ハーブティーの入れ方>
1、ティーポットは予め温めておく。
2、ハーブを適量ポットに入れる。
  一人分  フレッシュ ティースプーン約3杯
        ドライ    ティースプーン約1杯
3、一度沸騰させ一呼吸おいたお湯を注ぎ、香りを逃がさないように素早く蓋をする。
4、3~5分置く。 大きな塊のハーブなどは少し長めにするが10分以上置かない。
5、カップに注ぐ。

二煎目までは飲めますが、香りは弱くなります。

カモミールはりんごのような甘い香りがします。お茶にするのが一般的ですが、芳香にはリラックス効果の他、身体を温めて発汗を促す作用があるので入浴剤にも使えます。その時は洗濯ネット等に入れてから湯船に入れた方が片づけが楽です。

ハーブは薬草、薬効というものもありますが、基本は楽しんで日常生活に取り入れ、その延長上に健康管理、美容があると思っています。
色々なハーブの香りや味、色を楽しみましょう。





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2009年4月25日土曜日

京都御所特別公開


京都に行ってきました。
4月22日から29日まで春の特別公開です。
今年はご結婚から満50年記念で、例年の公開範囲より広くなってました。

京都御所では、紫宸殿(最も格式の高い正殿)、清涼殿(平安時代に天皇の日常の生活の場)等の寝殿造りから、ご御学問所、御常御殿等の室町時代の書院造りへと移り変わる建物の変遷の歴史を見ることができます。又、いにしえの天皇の生活や儀式、政務、源氏物語などの王朝文学の世界を偲ぶ事ができます。

朝から、西本願寺、廬山寺と見て周り、9時過ぎから御所に入りました。
広い御所の中、全部見終わるのに二時間半も掛かりました。疲れましたが、やっと見れた御所。大満足です。

京都でお土産はもちろんお漬物。
西利のが好きなので、いつも大量に買ってしまいます。
その西利が味わい処というレストランをやってます。漬物メニュー満載ですが、漬物御膳をいただきました。おもしろいのが漬物がフライになってました。全部漬物で作るから、揚げるのもまぁやるよね・・・位の感覚で食べたら、美味しかったんです。久々に食べ物で驚きました。特に大根の漬物を揚げた物。
漬物の時より甘味が増えて、何も知らないで食べたら、大根だなんてわからないかもしれないですね。

色々なものを味わい、素材の使い方、組み合わせ、調理法等、日々勉強です。
今回の京都では、嬉しい発見もありましたが、残念なお店もありました。有名でも全てのスタッフが優秀とまではいかないのでしょう。「人の振り見て我が振り直せ」ですね。サービス業はおもてなしの心が大事です。



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2009年4月19日日曜日

手羽先で取るコラーゲンたっぷりのブロード


この間の書いたスープがよくわからないというご意見を踏まえ、手羽先のブロードを紹介します。

<材料>
*手羽先  2kg
*玉ねぎ  1個
*人参    1本
*セロリ   1/2本
*ポロネギ(あれば1本)
*にんにく    1株
*クローブ    2本
*白粒こしょう  10粒
*ブーケガルニ 1束

1、玉ねぎは半分に切り、クローブを刺す。人参も縦半分に切る。にんにくは皮付で横半分に切る。
2、大きい鍋に手羽先を入れ水を4から5l位入れる。火にかけ、沸騰してきたら火を弱め、灰汁と脂を丁寧に取る。
3、灰汁の量が少なくなったら、その他の材料を入れる。やっと沸いている位で4時間煮る。
4、静に濾し、一度沸騰させて余分な脂を取る。
5、急冷してから保存する。

このブロードは主にスープ用に使っています。
これを使ったスープを飲むと肌がぷるぷるしてきますよ。
時間は掛かりますが、沢山作って残りは冷凍しておけば日持ちします。
紫外線の強い季節になりましたので、お肌を労わりましょう。




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2009年4月13日月曜日

日立の桜とジランドラ












日立の桜は先週末がピークでした。
最高の天気に最高の桜。色々な所の桜は見たけど、日立の桜は日本一だね。
今年は咲くのが遅かったから、お祭りの時は咲き始め。
1週遅れて満開になったら、もう散ってきてます。花の命は短い。

連日飲んでヘロヘロなので、手羽先と野菜のお肌にもいいスープを作り身体を労わりましょう。

手羽先のコラーゲン、パプリカやキャベツでビタミンC。キャベツは粘膜を丈夫にするビタミンUも豊富。トマトのリコピン、セロリのカルシウムやカリウムのミネラル。玉ねぎの硫化アリルは血液さらさらにするし、人参は活性酵素を除去するカロチンがたっぷり。身体にいいもの満載。これをベースに色々使えます。疲れた胃も肌もこれで回復します。


今回は一部を煮詰めて、パスタと和えました。
パスタは、ジランドラという螺旋が特徴でフジッリより一回り大きいパスタです。このパスタがソースがよく絡んで、おいしいんですよ。これはしっかりしたソースに合いますね。

スープの材料
*手羽先
*玉ねぎ、人参、セロリ、キャベツ、パプリカ、トマト
*ブーケガルニ
*塩、胡椒、オリーブオイル、にんにく

量は適当です。他の野菜やきのこも加えることもありますが、この野菜類は絶対入れますね。
最初にブロードを作ってから、スープを作ります。
感覚的にはミネストローネに近いです。

アンチエイジングも私のテーマです。内側からもキレイになりましょう。

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2009年4月8日水曜日

イタリアのミネラルウォーター


イタリアはミネラルウォーター大国です。
国民一人当たり年間130ℓ飲むそうです。日本は年間6.3ℓなので桁違いですね。

イタリアの水というと、サンペレグリノが有名ですね。
ミラノの北東約70kmに位置するロンバルディア州。イタリア・アルプスの程近くプレンバーナ渓谷の急斜面に囲まれたサンペリグリノテルメに水源があります。テルメとはイタリア語で温泉の事ですから、そこが温泉地であることがわかります。15世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチが訪れ、喉を潤したとも言われ、18世紀には、鉱泉の特性が注目されスパリゾートとして名を馳せました。
今では世界50カ国以上に輸出され、キャンティと並ぶ、イタリアの代表ですね。

サンペレグリノもペリエも手に入りやすいしおいしいのですが、私がよく飲んでいるのは、「フェッラレッレ」。
ナポリでは定番、硬度990の超硬水ナチュラル・ミネラルウォーターです。
カンパーニャ州、ナポリ近郊のリアルド、遠くにボンペイを望む緑豊かな村に横たわる死火山ロッカモンフィーナ。豊富な雨水が死火山から地中深く凝灰石の層へと浸透し、約10年の年月をかけて焼く14km離れた採水地の泉へと移動します。その年月の間に余分な成分は取り除かれ、テロワールからの豊富なミネラル分と自然の炭酸を含みます。これはイタリアでは唯一自然の炭酸を含んだミネラルウォーターとして認められています。自然の炭酸は、人工的に溶かし込んだものに比べてサイズが小さくて数が多く、泡の一つ一つにミネラル分が豊富に含まれています。
超硬水ながら、微発泡している泡は繊細でとても飲みやすいのです。炭酸水が苦手な方でもこれは平気だと思います。

最近気に入った「フィレッテ」
フィレッテの生れ故郷は、中部イタリアの背骨に当たる海抜2000m級のアペニーニ山脈。
その山懐深い広大な国立公園の中に、フィレッテの源泉地グアルチーノがあります。アペニーニ山脈に降った雪や雨が、無垢な地層に浸透し、約20年という悠久の時間をかけてじっくりとろ過され、地層のミネラル成分を吸収した豊かで限りなくピュアな湧き水です。

ラテン語で「渓流」を意味するフィレッテの水源は、古くはローマ皇帝のテルメとして、又、ローマ帝国軍の海外遠征からの帰路には、必ずこの水源に寄り長旅と戦いの疲れを癒したと古い文献に記されています。
ネロ皇帝は水源の近くに別荘を建て、皇帝クラウディウスはこの水を引くために大土木工事を起工させ、総延長90kmに及ぶローマの水道を完成させました。ルチウス・コルメッラが今から2000年も前に「グアルチーノの水は、身体を癒し、極めて健康に良い。」と明確に書き記しています。この人誰?と思い調べたら、1世紀に「農業論」と言うのを書いた人です。

そんな昔から癒しの水として求められていた水は、驚くほど飲みやすいです。
バランスの取れたミネラル成分と7,7というph値はとても口当たりが柔らかいです。この水が世界最小クラスの水分子クラスター値を持っているというのもわかります。水道水は130~140Hz、フィレッテは71Hz。クラスター値が小さいほど体内への浸透性が高いといわれています。

因みに、日本の温泉の飲める源泉も50~60Hzという世界トップクラスの物が多くあるそうです。
一日にグラス8杯のフィレッテを1ヶ月以上飲むと、腎臓疾病、消化不良、便秘等の症状の軽減、又は解消されたという臨床データもあるそうです。日本のそういう水でも効果があるかもしれません。

イタリアの水にしろ日本の水にしろ、テーブルウォーターとして、日常の清涼飲料水として、沢山飲むのをお薦めします。



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2009年4月4日土曜日

ホタルイカと春キャベツのパスタ

今日は日立さくら祭りなのに、さくらがまだあまり咲いてなくて寂しい感じ。
そんな時は、食べ物で春を感じましょう。

ホタルイカは春先に産卵のために深海から浮上してきます。その名の通り、青く発光して蛍のように光ります。
富山湾辺りで捕れ、三月下旬から四月下旬位が旬です。

ホタルイカは内臓も食べるのでワタに含まれているビタミンAが豊富で、100gあたりの含有量が1500μgと牛レバー1100μgよりも多い。その他の強い抗酸化力を持つビタミンEやエネルギー代謝をサポートするビタミンB2も多く、小さいながらも他のイカ類よりも栄養価の高い食材です。

そんな旬のホタルイカのパスタです。ホタルイカは生を手に入れて作って下さい。ゆでた物とでは味が全然違ってしまいます。


材料 二人分
*スパゲッティーニ 160g
*生ホタルイカ    12杯
*アサリ        200g
*春キャベツ     400g
*にんにく       2片
*鷹のつめ      1本
*白ワイン
*塩、こしょう
*オリーブオイル

作り方
1、基本的にはボンゴレ・ビアンコの作り方です。
  フライパンにオリーブオイル、にんにくつぶしたもの、鷹の爪を入れ火にかけ、にんにくがキツネ色になったら、ホタルイカを入れ、軽くソテーしたらアサリ、白ワインを入れ蓋をする。アサリの殻が開いたら少し煮詰める。

2、パスタのゆであがり3分前くらいに一口大に切ったキャベツを入れ、パスタと共に1に入れ和えて、味を調えたら盛る。仕上げにEXバージンオリーブオイルをかける。

旬のホタルイカと甘味のある春キャベツにアサリの旨味も加わって、絶妙なパスタになりました。生のホタルイカで是非お試しあれ!


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2009年3月30日月曜日

目覚めよ、バッカス!その5

モンムソークレマン・ド・ロワール

「モンムソー」はロワール河流域のトゥーレーヌで、1886年に石灰岩の存在に着目したアルシド・モンムソーによって設立された歴史あるドメーヌです。その年よりネゴシアンとしてワインビジネスに参入しました。
1920年からは瓶内2次発酵で造られるクレマン・ド・ロワールの生産を開始し、以降常に良質のワインを世の中に送り出し今日に至ります。
息子のジャスティンの代に規模が拡大し、20世紀の変わり目以降、ヨーロッパの王室を顧客に持ち、世界中の贅沢と富の象徴になっていたほどの生産者になっていました。

「モンムソークレマン・ド・ロワール」は、ANAビジネスクラスのウェルカムドリンクに採用された実力派スパークリングワインです。
完熟した葡萄をやさしくプレスして得られた果汁を少なくして、一年の熟成を経て出荷されます。その為淡く輝く緑がかったイエローカラー、クレマンと言えば「グラスに入れたワインの表面がクリーム状に覆われる」とシャンパーニュ地方で言われる程のグラスに立ち上がる繊細な泡、フレッシュでまろやかな炒ったアーモンドのような香りが特徴です。

さっぱりとした辛口だけど、マイルドでとても飲みやすいです。
最近定価より安く売っている所が多いので、とてもお買い得になりました。
いつもビールを飲んでいる方、たまにはスパークリングワインを飲みましょう。これはお薦めです。

葡萄品種:シュナン・ブラン


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2009年3月24日火曜日

オリーブオイルの話

先日テレビ番組で「シャングリラダイエット」という、オリーブオイルを飲むだけのダイエット方法をやっていましたね。この間、テイスティングで飲んだ私からすると、大匙1~2を飲むのは大変だなぁと思いました。
2004年11月にアメリカ合衆国食品医薬品局(FDA)が、「一日あたりの総摂取カロリーを増やさず、主に動物脂肪から摂取している飽和脂肪酸のうち、約23g(大さじ2杯)をオリーブオイルに置き換えると、オリーブオイルに含まれるオレイン酸の働きで、冠動脈性心疾患のリスクを低減する可能性があります。」
と、発表され注目されました。
このダイエット法はそれを踏まえての事でしょう。
アメリカ生れのダイエット法なので、日本人には合うかどうかはわかりませんが、大食漢の方には向くかもしれません。

オリーブオイルは元々、地中海ダイエットの主要食品でありますし、主成分のオレイン酸は血中コレステロールを下げ、血液をさらさらにしてくれます。善玉コレステロールを維持して、悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
その他、抗酸化物質であるポリフェノール類やビタミンEが含まれています。
健康食品といえるので、オイルというよりも調味料感覚で使っていいと思います。

オリーブオイルの生産量は、一位スペイン、二位イタリア、三位ギリシャです。
ギリシャは殆ど国内で消費されるので、日本に輸入されてくるのは、主にスペイン産とイタリア産です。


イタリアのオリーブの特徴
*生産量は南部のプーリア、カラブリア、シチリア州で7割強である。
*量的には少ないが、全国で伝統を持つオイルが生産されており、DOP認定品も多い。
*古い木も多く、機械農法への対応が遅れている。
*栽培品種は400種を超えるといい、風味のバリエーションが圧倒的に広い。
*品質で高付加価値化を目指す生産者が多い。(量のスペインに対抗する為)

代表的な品種
*オリアローラ・パレーゼ(プーリア州)
 オリーブ果実らしいバランスのとれた力強く、素朴な風味で、ビトント近辺では高品質な物が生産されている。

*コラティナ(プーリア州)
 香りの強さの割には、味は平坦だが、辛味、苦味が非常に強いために単品では使いにくい。

*カロレア(カラーブリア州)
 比較的マイルドで落ち着いた風味。ブレンドで使用すると、味のバランスを取りやすい。

*フラントーイオ(トスカーナ州)
 早い時期に収穫され、青々しい新鮮な香りと苦味と辛味の強い風味は、上質な風味のトスカーナオリーブオイルの特徴となっている。

*モライオーロ(トスカーナ州、ウンブリア州)
 イタリア中部の物が有名で、果皮の紫色への変化が早く起きる品種。フラントーイオ種を更に強烈にしたような強い風味を持つ。


スペインのオリーブの特徴
*スペインは南部アンダルシア州が大生産地。
*機械収穫を前提とした、集約農業を拡大中。
*生産地が限定されているため、栽培品種も少なく、風味のバラエティが狭い。
*どちらかといえば、「量」を重視した生産。
*生産量一位なので、オリーブオイル市場価格の決定権を握る。

スペインの代表的品種
*ピクアル(アンダルシア州)
 油分が高く、スペインで最も生産されている品種。軽い香り立ちが特徴で、ポロフェノール含有量が高く、安定性に優れている。苦味、辛味が強いので、通常は配合使用される。

*オヒブランカ(アンダルシア州)
 ピクアルをマイルドにしたような風味で、甘い印象の香り立ちが特徴。

*アルベキーナ(カタルーニャ州)
 実が小粒で収穫性が悪い。青々しさのある上質な風味。


オリーブオイルの選び方
*品種、原料の生産国、生産地情報を得て、好みのオイルを選ぶ。
*DOP、IGPは当たりはずれあり。
*オーガニックのよい物は貴重品。
*基本的には製造日の新しい方がよい。

オリーブオイルの保管
*オリーブオイルは光に弱いので、冷暗所にきちんと栓をして保管する。
*オリーブオイルの香りは揮発性で、分解され徐々に失われるので、開栓後は早めに使った方がよいでしょう。

色々なオリーブオイルを試してみて、自分の好みのオイルを探してみるといいと思います。






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2009年3月17日火曜日

ティラミス Tirami su

イタリアンドルチェの中で、日本で一番知られているのはティラミスじゃないかと思います。
こくのあるチーズのクリームと、コーヒーを含んだビスケット生地が絶妙なハーモニーを見せるソフトなドルチェです。

このお菓子はもともとヴェネト州で生れました。トレヴィーゾの旧市街の真ん中で、古くから続くレストラン「ベッケリーエ」が発祥の店です。60年代に祖母と母のアイディアから生れたそうです。流石、マンマの伝統は新しいものも生み出すんですね。

元祖のティラミスは、卵黄と砂糖、マスカルポーネチーズを泡立て器で混ぜ合わせ、もったりとしたクリーム状にしたものがベースで、器にサヴォイアルディ(フィンガービスケット)をコーヒーに浸して並べ、上にベース、サヴォイアルディ、ベースと重ね、最後にココアパウダーを振りかけて出来上がりです。
元祖は、子供やお年寄りの滋養を付けさせる為に作ったので、リキュールは入れて無かったようです。
「エネルギー一杯元気になるように」との意味合いで付けられた名前が、ティラミス(私を上へ引き上げてと言う意味)。今ではすっかり全世界に広まり、レシピも変化していったようです。

今回誕生日ケーキを作ろうとしたら、生クリームがあまり好きでないらしいとの情報。
チーズは好きらしいし、20人位のホームパーティ。ティラミスが丁度いいのではと思い作りました。嫌いな人少ないですしね。
私も元祖とは違うティラミスです。サヴォイアルディではなく、ジェノアーズ・ショコラを使いました。盛り付けた時のコントラストがキレイかなと思いまして。(ばたばたしてたので、画像無しです。すいません。)

ジェノアーズ・ショコラ
*全卵       200g
*グラニュー糖  125g
*薄力粉      95g
*ココアパウダー 30g
*バター      30g

1、全卵、グラニュー糖を泡立て器で混ぜ、湯煎にかけて混ぜながら30-35℃になるまで温める。
2、湯煎からはずし、リュバン状になるまで泡立てる。
3、薄力粉とココアを2-3度振るっておく。
4、表面に散らすように振り入れ、気泡を壊さないように滑らかになって、つやが出るまで混ぜる。
5、70-80℃程度の熱い溶かしバターをへらで受けながら、表面に浮かすように加えて混ぜる。
6、今回は四角の型に流し入れ、180℃のオーブンで約25分焼く。
7、焼きあがったら、ひっくり返して粗熱をとり、元の向きで網の上で冷ます。

ティラミス
*マスカルポーネ・チーズ   250g
*全卵               4個
*生クリーム           100cc
*グラニュー糖          70g
*めちゃ濃いエスプレッソコーヒー
*アマレット
*ジェノワーズ・ショコラ
*ココアパウダー or コーヒー粉末

1、濃いエスプレッソを入れ、冷めたらその半量のアマレットを入れる。
2、卵は卵黄と卵白別々にグラニュー糖を入れて泡立てる。
3、生クリームもグラニュー糖を入れて泡立てる。
4、泡立てた卵黄にマスカルポーネを加える。
5、生クリーム、卵白も気泡を潰さないようにそれぞれ4に合わせる。
6、器にスライスしたジェノワーズ・ショコラを敷き、1をかける。
7、その上に5をのせ、作業を繰り返す。
8、最後にココアパウダーかコーヒーの粉末を振り掛ける。

サーバースプーンで盛り付けます。

最近のティラミスは大抵アマレットを使ってますね。ブランデーを使う人もいます。
レシピは色々です。卵黄はリュバン状よりもしっかりと泡立てた方がいいと思います。


何はともあれ誕生日の本人も喜んでくれたので、良かったです。めちゃめちゃおかわりしていましたね。ww     


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2009年3月13日金曜日

オリーブオイルのテイスティング




日本で初めて、国際オリーブオイル協会のオリーブオイルのテイスティング・パネルのカンパニーパネルに認定された鈴木俊之さんのオリーブオイル講座です。

パネラーは鑑定士で、ソムリエと混同しがちですが、別物です。
主に、品質や風味の分析的な判定、製品の品質的管理、コンテストの審査、オリーブオイルの普及活動などが主な役目だそうです。

その一貫としての今回の講座でしたが、きちんとしたテイスティングの仕方は初めて習いました。
本来は、規定の色付きのグラスでやるのですが、数が足りないのでプラスチックのコップで代用です。

①テイスティンググラスにオリーブオイルを15cc程注ぎ、ふたをして手のひらで温めながら(28℃±2℃)グラスを揺らし、オイルの香りを立たせる。
②蓋を取って、グラスに鼻を近づけ短く、強く、香りを吸い込む。
③次にオリーブオイルを実際に口に含み、飲み込まずに舌の上にのせ、舌の上から自然に垂らし、次に口全体に広げて味をみる。
④再びオリーブオイルを舌に集め、舌先を上の前歯に当てながら、口を少し開いて空気を2,3回吸い込んでよく混ぜる。
⑤空気と混ざった香りを鼻に抜き、改めて口の中に広がる味覚を舌の様々な部分で感じる。

文章で書くと堅苦しいですが、ワインのテイスティングに似てます。
只、喉のごしをみる時に苦いのでむせます。飲む必要はないのですが、飲んでも大丈夫です。
苦味や辛味を結構感じますので、りんごのスライスをかじり、口直しします。

今回テイスティングしたのは、
「BOSCO」、「Alte olive」、「BOSCO TOSCANA IGP」、「San Damiano」、「Castel di lego oro」、「Pietra Colombina」、「Olave」
イタリアのもの、スペインのもの、チリのもの。
テイスティングをすると、それぞれの個性がわかります。私はフレッシュな感じのが好きでした。

料理によってオイルを変えても、感じが変ります。
私も色々なタイプのオリーブオイルを使います。
スペインのオリーブオイルは風味はそんなに強くないので、オールマイティに使えます。
イタリアのオリーブオイルはフルーティな物が多いですね。仕上げの一振りには欠かせません。
おもしろかったので、オリーブネタ又書きます。




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